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日本心電学会事務局
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総会報告

1.開催日時

平成22年10月9 日(土)13:20〜14:20


2.開催場所

iichiko総合文化センター グランシアタ


3.正会員総数および出席者数

正会員総数2096名 出席者総数86名 委任状719名 合計805名


4.開会の挨拶および議事録署名人の選出について

新理事長の司会で開会が告げられ、引き続き本総会が成立したことが確認された。次に、議長および議事録署名人を諮ったところ、議長として新博次氏、議事録署名人として平井真理氏、堀江稔氏が推薦、承認された。


5.理事長あいさつ

新理事長より、新任の挨拶が行われた。


7.第27回学術集会会長挨拶

犀川会長より以下のとおり挨拶が行われた。
本学術集会では、諸先輩方による「忘れえぬ心電図」、研修医向けの「あなたが心電図を読めないわけ」、学生向けのStudent Sessionなど新しい企画を盛り込んでいる。大分ならではの学術集会になったと思われるが、最後まで会長としての責務をはたしていきたい。皆様方のご協力をお願いする。


8.第1号議案 監事の推薦について

新理事長より、新監事として小川聡氏、三崎拓郎氏が推薦され意見を諮ったところ、全員一致で承認された。


9.3号議案 名誉会員・特別会員の選任について

新理事長より、名誉会員、特別会員の選任につき報告され意見を諮ったところ、以下の諸氏が異議なく承認された。
名誉会員 岸田浩氏、田邉晃久氏、野間昭典氏、三崎拓郎氏
特別会員 若尾義人氏、佐竹修太郎氏、八木洋氏、池田孝之氏、豊嶋英明氏、山内一信氏


10.第4号議案 日本心電学会3賞について

以下の3賞につき、表彰および受賞者の挨拶が行なわれた。

a)平成21年度学会誌最優秀論文賞

桑原正貴 氏「(東京大学大学院農学生命科学研究科)
「KCNQ1変異マウスにおける単相性活動電位と心電図記録を用いた心室再分極過程の評価」

b)日本心電学会学術奨励賞

最優秀賞
瀬尾欣也 氏(東京大学大学院新領域創成科学研究科)
「Structural Heterogeneity in the Ventricular Wall Plays a Significant Role in the Initiation of Stretch-Induced Arrhythmias in Perfused Rabbit Right Ventricular Tissues and Whole Heart Preparations.」
伊藤英樹 氏(滋賀医科大学呼吸循環器内科)
「Latent Genetic Backgrounds and Molecular Pathogenesis in Drug-Induced Long-QT Syndrome.」
優秀賞
木下秀之 氏(京都大学大学院医学研究科内分泌代謝内科)
「T-Type Ca2+ Channel Blockade Prevents Sudden Death in Mice With Heart Failure.」
阿部敦子 氏(杏林大学医学部第二内科)
「Circadian Variation of Late Potentials in Idiopathic Ventricular Fibrillation Associated with J Waves: Insights into Alternative Pathophysiology and Risk Stratification.」

c)医科学応用研究財団助成による日本心電学会論文賞

「ATP-induced Dormant Pulmonary Veins Originating from the Carina Region after Circumferential Pulmonary Vein Isolation of Atrial Fibrillation.」
森田 宏 氏(岡山大学大学院医歯学総合研究科循環器内科)
「Fragmented QRS as a Marker of Conduction Abnormality and a Predictor of Prognosis of Brugada Syndrome.」


11.第5号議案 日本心臓財団・日本心電学会海外留学助成基金について

新理事長より、以下のとおり報告された。
日本心臓財団・日本心電学会海外留学助成基金については、12月末が締め切りとなっているが、現在のところ応募はない。関連施設にお声掛けをいただき、応募を促して欲しい。


12.第6号議案 前委員会総括

a)総務委員会

鎌倉委員長より、以下のとおり報告された。
細則、規約の微修正、ホームページの刷新などを行なった。今後は正会員増員なども目標とする。

b)学術委員会

新委員長より、以下のとおり報告された。
学術委員会は学術関連の全体の取りまとめ、および業務が増えた場合の対応を主とし、必要に応じ作業部会を立ち上げ、進めていただきたい。

c)技術・企画委員会

杉委員長より、以下のとおり報告された。
技術・企画委員会はMFER委員会と合同で業務を推進してきた。まとめとして、MFERの普及、心電図記録の基本的な規格を広く理解してもらうため、「心電図記録・解析のためのガイド、携帯心電計および心電図伝送の現状報告などを盛り込んだ小冊子」を制作したい。

d)将来構想委員会

堀江委員長より、以下のとおり報告された。
学会の活性化、特に新会員の増加について意見交換が行われた。また、日本不整脈学会との統合については、理事会においても議論されたが、いましばらく時期を見るという結論になった。

e)臨床試験検討委員会

大江委員長より、以下のとおり報告された。
NIPPON Storm とJ-RHYTHM Registryの2つの臨床試験が開始された。昨今の臨床試験には制約が多くなっているが成功に導きたい。

f)循環器関連健保対策協議会

杉理事より、以下のとおり報告された。
ベプリジル、ソタロールの血中濃度測定の保険収載に関して、厚生労働大臣宛てに要望書を提出した。


13.第7号議案 各委員会のあり方および活動方針について

新理事長より、今後の委員会活動につき説明がなされ、一層の協力を仰げるよう求めた。


14.第8号議案 委員会報告

a)学術諮問委員会

平岡委員長より、以下のとおり報告された。
第29回学術集会時における学術諮問委員会提言シンポジウムのタイトルは「抗血栓治療薬の現状と未来」とする。
循環器薬物治療実践シリーズのうち、『不整脈にアミオダロンをどう使うか』については、静注薬が日本でも保健適応となったのを受け、改定、追加した新版を12月に発行する。

b)総務委員会

井上委員長より、以下のとおり報告された。
総務委員会については、学会の運営の基本的部分に関与、統括、管理することを目的に進める予定である。

c)学術委員会

奥村委員長より、以下のとおり報告された。
学術集会におけるシンポジウムなど、学術に関連する新しい企画を考えている。

d)編集委員会

児玉編集委員長より、以下のとおり報告された。
学会誌のオンライン化を進めてきたが、メディカルオンライン、J-STAGEに加え、Journal @rchiveにも掲載している。1号から連続してこれまでの『心電図』の掲載原稿がPDFで入手できるようになっている。利便性が高いため、教育にも使っていただきたい。
投稿・掲載論文数は、ここ数年変化なく推移している。新企画「心電図クイズ」は、ホームページと雑誌の両方で掲載しており、ホームページではアクセスされる回数が多く人気を博している。ロチェスター大学の名誉教授の秋山俊雄先生から、教育的な内容のシリーズ原稿を頂いており、第1回は30巻3号に掲載した。10回程度のシリーズ掲載を予定している。
『心電図』初の座談会を今年の4月に開催した。アミオダロン静注薬が認可されたことに合わせたもので、30巻4号に掲載の予定である。今後も話題性のある内容の座談会を企画し、読みやすく興味を持っていただけるような質の高い和文誌としての発展を目指す。

e)財務委員会

加藤委員長より以下のとおり報告された。
監事の橋本先生、大江先生の承認をいただき、適正であると認められた。学会の財務状況としては、比較的健全に行われていると想定される。
予算については、昨年度と大きな違いはないが、会員数の増加などを踏まえ収入が増額する予定である。

財務状況について諮ったところ、異議なく承認された。


15.第9号議案 その他委員会報告

a)抗不整脈薬ガイドライン委員会

加藤委員より、以下のとおり報告された。
日本循環器学会による心房細動薬物治療ガイドラインをもとにしたweb版のガイドライン、薬物選択ツールを作成した。評議員に試用いただき、寄せられた意見を加えて修正し、一般会員も使用できるようにする。

b)家庭用心電計に関する委員会

加藤委員長より、以下のとおり報告された。
携帯型心電計については、家庭での使用方法あるいはその心電図結果を医師が評価するときの対応が問題となっているため、本委員会で検討を進めてきた。学会としてステートメントを出しているが、いまだ家庭用心電計の位置付けは明確になっていない。委員会名で、日本心臓財団に助成金の申請をしており、普及活動を進めていく予定である。

c)日本心電学会・日本不整脈学会合同用語委員会

加藤委員長より、以下のとおり報告された。
日本心電学会と日本不整脈学会の双方から選出された委員により、該当する用語を選択し、最終的なまとめの段階に入っている。
用語集を書籍とするか、ホームページ上で公開するかについては、今後検討する予定である。


16.第10号議案 大規模臨床試験報告

a)J-RHYTHM、J-RHYTHMⅡ

山下理事より、以下のとおり報告された。
J-RHYTHMⅡは、3月に行なわれた日本循環器学会総会で結果を発表した。J-RHYTHMに関する主要論文、サブ解析論文は『Circulation Journal』に掲載されている。

b)NIPPON Storm

相澤代表より、以下のとおり報告された。
9月18日にプロトコールなどの検討を行った。今後はプロトコールを完全にし、それに基づいて倫理委員会がとおった参加施設からはじめる予定である。

c)J-RHYTHM Registry

奥村理事より、以下のとおり報告された。
デザインペーパーが『Journal of Cardiology』に掲載される予定である。7,000名強のフォローアップがなされており、2012年の7月で2年半のフォローが終了する。登録時のデータが今年行われた日本循環器学会総会で発表された。来年の総会時には登録時のデータからみえる日本の抗凝固療法の現状についての抄録を提出する。
ワルファリンについては、体重、BMI、肝障害の有無などを追加調査項目としており、来年7月より様々な解析に入る予定である。


17.第11号議案 学術集会の準備状況について

a)第28回日本心電学会学術集会

加藤会長より、以下のとおり報告された。
テーマは「心電図の“げんてん”に還り未来を見つめる」に決定した。学術諮問委員会提言シンポジウム、指定トピックスの人選について検討中である。サテライトシンポジウムとして、理論心電図研究会、日中の電話伝送心電図のシンポジウムを行なう予定である。日本不整脈学会、APHRSとの合同シンポジウムが数多く企画されており、英語のシンポジウムが多くなっている。そうした中で、本会としてどのようなことを行なうのが適切であるかを考えながら進めていきたい。

b)第29回日本心電学会学術集会

中谷会長より、以下のとおり報告された。
2012年10月12日(金)〜13日(土)に幕張メッセとホテルニューオータニ幕張で開催予定である。他学会と会期が重ならないように調整する。


18.第12号議案 その他報告

Asia-Pacific Heart Rhythm Society
平岡会長より、以下のとおり報告された。
3学会合同学術集会の後半2011年9月20日〜22日にパシフィコ横浜で行う。カテーテルアブレーションやデバイスのほかに、ベーシックサイエンス、モレキュラーバイオロジーなどのシンポジウムを予定している。日本心電学会の会員にも十分満足のいくような内容になるよう進めていく。


19.閉会の挨拶および議長退任について

新議長が議案全ての審議を終えたことを報告し、閉会および議長退任の挨拶を行なった。




平成23年10月9日(土)13時15分からiichiko総合文化センターで行なわれた特定非営利活動法人日本心電学会の平成22年度総会は、上記のとおりであったことを証するため、議長及び議事録署名者が記名、押印する。